鉄砲持たずに戦争へ

[呉とびしまマラソン] 昨年までのハーフだったが今年からフルマラソンに生まれ変わった。60代最後のフルマラソンに、このマラソンを選んだ。
特別な理由はないが、片道70kmと近いので、日帰りが可能ののだ。
しか~し、3つの島を走るので、橋を4回渡らなければならない。
この橋の下は大型船が通るので、高いところに架かっておりアップダウンが激しい。
更にこの年寄りには厳しい時間制限。(5時間30分)
まあ 「一生に一度はバスに乗るのもいいか」とか言いながらチャレンジ。
あいにく朝から小雨が降り、単車での往路は快適ではなかったが、それでも途中トイレ休憩も入れながら進んでいると、島に渡る橋の手前から大渋滞で車が進まない。
受付締切時間が近づいて焦って車の脇など抜けながら必死でたどり着いたらちょうど締め切り時間であった。(大会本部は受付時間制限を中止し、レーススタートも20分遅らせて開催)
雨に濡れた身体をいたわりながら着替え、いざ靴を履こうとしたら、なんと持参した靴がテニスシューズ!!(写真左がランニング、右がテニスシューズ)こんなに違うのに何で間違う?  鉄砲を持たずに戦争に行くとはこのことだ。
棄権も考えたが、足をかばいながら行けるとこまで行ってそこからバスに乗って帰ろうと思い スタートした。
意外に行けると思ったのは10km余りまで。
20km位から足が重いし、くるぶしが当たり、痛くなってきた。
そこからも無理をせずにジョグや歩きを入れて関門を通過したが、39km地点 最後の関門で1分30秒足りずに関門閉鎖されてしまい、バスの乗客になった。
多分、一生のうち唯一の「バス乗車」。 いい冥途の土産になった。